国立大学法人 钱柜国际777

本学への寄付

春の科学教室「レゴ?ロボットをつくってみよう!」を実施しました

 

 4月16日(土)、山口市維新公園の山口県児童钱柜国际777において、レゴ?マインドストームを使ったロボット工作とプログラミングを体験する科学教室を実施しました。この教室は、毎年4月に同会場で開催している恒例の行事で、今回で10年目を迎えました。コロナ禍の影響で参加人数を絞り込んでいる中で、当日は県内各地から8組の親子(小学4~6年生と保護者)が参加しました。
 教室の導入部では、総合技術部の岡田秀希特命職員が、人間の五感とロボットのセンサーの関係について、関係する科学絵本とセンサーの現物を交えて解説しました。人間の五感では感知できない「超音波」や「赤外線」を捉えるセンサーをロボットに装備することで、人間とロボットが共生する社会を想像できるよう促しました。
 その後、設計図を元に基本ロボットの製作に取り組みました。完成したロボットには「光センサー」「タッチセンサー」「サウンドセンサー」「超音波センサー」を備え、本体内蔵の簡単なプログラミングツールを用いて順に動作を確認していきました。後半は、PCを使った本格的なプログラミングを体験しました。センサーやモーターの設定値を細かく調整することで、動作の正確さとスピードを両立する最適な設定値を、トライ&エラーを重ねて求める作業に取り組みました。さらに一部の子どもたちは、別の部品を追加して設計図を超えたオリジナルデザインのロボット製作にも挑戦していました。
 最後に、総合技術部の松原篤技術専門職員がレゴブロックを用いて自作した「非接触アルコール噴射ロボット」の紹介と実演を行い、興味津津の雰囲気で手指の消毒を体験してもらいました。
 この科学教室は、産学公民連携により次世代理系人材の裾野拡大を目指す山口県との連携プロジェクト「やまぐち燦めきサイエンス事業」の一環で実施しており、今年度最初の行事となりました。令和4年度も山口県内で約100イベントを計画しており、県内各地で様々な科学体験の機会を提供する予定です。?

 

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