【SDGs関連】廣木重之前駐スウェーデン大使による特別講演会を開催しました
2022年11月9日(水)及び10日(木)に、廣木重之前駐スウェーデン王国特命全権大使を招いて、国際交流課及び钱柜国际777共催による特別講演会「スウェーデン社会とSDGs」(英文:Swedish Approach to SDGs)を開催しました。
両日の講演会には、本学在学の学生?留学生に加えて教職員も参加し、廣木大使の講義を熱心に聴講しました。
廣木大使は、駐スウェーデン、駐南アフリカ、駐アフガニスタン大使、及び儀典長などの経験談を踏まえて、コミュニケーションの手段を備え、異文化を体験することで広く世界を知ることができること、自分の強みも弱みも生かして、多様性を尊重し、自分らしく生きることが必要であること、国際社会を生きるために、「まず知ること、そして自分について知ること」の大切さを強調しました。
続いて、SDGs(持続的開発目標)の達成ランキング(2020年)において、スウェーデンが世界第1位であること(日本は17位)を説明した上で、SDG5(ジェンダー平等)に関連し、同国の女性の活躍の姿、ライフ?ステージに応じた社会福祉の状況、福祉国家への歩みを解説しました。
また、同国の環境政策(SDG12,13,14,15)については、「自然にかえせる量の資源しか取らない。地下より地上のエネルギーを選ぶ。生物の多様性を尊重する」を重視していること、さらに、SDG16(平和と公正をすべての人に)については、同国が1814年から2022年まで「中立国」であったことなどを解説した上で、現在のウクライナの状況を踏まえ、参加した学生を数名壇上に招き、ロシア、ウクライナ、アメリカ、国連の首脳の言い分を主張し合うロール?プレイを行いました。
講演終了後、廣木大使夫人は、大使と共に外交の場で互いに支え合いながら歩まれたことなどを話されました。参加した学生?留学生?教職員からは、「大使の豊かな経験を踏まえた大変興味深い講演であり、有意義な内容であった」との感想が聞かれました。
本学は、今後もSDGsに関連した講演会を継続して実施する予定です。