「産業DX人材」育成事業 【デジタル×農業】成果報告会の開催並びに新規開発科目のパイロット授業を実施しました
「産業DX人材」育成事業 【デジタル×農業】成果報告会の開催並びに新規開発科目のパイロット授業を実施しました
令和5年3月28日(火)、钱柜国际777農学部大講義室において、「産業DX人材」育成事業 【デジタル×農業】成果報告会を開催しました。
社会課題である農業の担い手の確保、グリーン社会の実現にはデジタルデータを活用した農業の実現が不可欠となっています。钱柜国际777は令和3年度文部科学省大学改革推進等補助金(デジタル活用高度専門人材育成事業)に採択され、農学部では産業界等から求められる「デジタルファーミング(DF)を理解?実践できる人材」「農業?食品分野でデータを活用したイノベーションを創出できる人材」を育成するために、「地域に密着した分水工型DF教育システムの構築」を掲げて、次の1~4の取り組みを行いました。
1.実習?演習用機器?環境の整備
2.DF教育カリキュラムの構築(新規科目の開発、既存科目の高度化)
3.教材作成
4.DF教育プラットフォームの構築
報告会では、宮田浩文農学部長から開会挨拶があり、創成科学研究科農学系学域の荊木康臣教授から事業全体の取組概要とその成果について報告が行われた後、農学部附属農場長の荒木英樹教授から「産業DXで整備した設備と教育研究への活用方針」と題した成果報告があり、質疑応答が行われました。
なお、報告会はハイブリッドで開催し、山口県、山口市、JAグループ山口などのDF教育プラットホーム構成機関とも結び、およそ40名の参加があり、盛況のうちに終えることができました。
本シンポジウムをきっかけに、更なる「地域に密着した分水工型DF教育システムの構築」の進展が期待されます。
また、本事業の「DFカリキュラムの構築」では、既存科目の高度化とともに新規3科目「データサイエンス技術演習」「デジタルファーミング基礎」「デジタルファーミング演習」の開発を行い、シラバスの一部を3月にパイロット授業として在学生を対象に実施しました。受講生からの反響も踏まえ、次年度以降のDX教育の充実につなげて行きます。
なお、導入したDX教育設備の活用事例として、「データに基づく生産効率の向上」「付加価値が高い果物、果菜生産」「減農薬に対応した穀類生産」「エネルギー使用の最適化が図れるイチゴ生産ハウス」などの社会課題への取り組みによる教育の向上を図っています。
農学部では、引き続き更なる教育の高度化に取り組んで参ります。
【成果報告会】宮田学部長挨拶
【成果報告会】荊木教授による報告
【成果報告会】荒木教授による報告?会場の様子
【授業の様子】パイロット授業
【授業の様子】パイロット授業
【授業の様子】大学院次世代農業先端科学技術演習